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中学時代、私がなりたかったのは絵本作家。

自ら油彩で描いた絵。
自分で考えた文章。
字も自筆で。

今となっては、ちらほらみかけるが、
当時はまず見かけなかった、
そんな絵本を作りたいと考えていた。

そんな私が、おそらく一番初めに夢中になった絵本は
ディック・ブルーナの絵本。
ディック・ブルーナとはいうまでもない、
うさこちゃん=ミッフィーの作者だ。



ディック・ブルーナの絵本の絵の特徴は、
なんといってもシンプルな線と明解な色彩「ブルーナカラー」。
パブロ・ピカソアンリ・マティスフェルナン・レジェデ・ステイルなどに
影響を受けて確立したものだという。

作品に登場するキャラクターは、
基本的に全てカメラ目線(顔を読者側に向けている)か後ろ姿。
横に歩いている場面においても、
キャラクターはたいていこちらを向いている。

これは
「キャラクターたちはいつも、
 本と向き合っているあなたのことを見ている」
という、ブルーナの深い愛情ゆえの表現。

決して横顔が描けないなどということではない。

いつだったか、本で読んだのか展示を見に行ったのかも
わからなくなってしまったが、
ブルーナの絵のあまりのうまさに驚いたことがある。
100枚だったか、1000枚だったか、
とにかくものすごい量のスケッチを繰り返し、
その上で、絶対に削ることのない一本の線を抽出することで、
うさこちゃんたちが誕生していったというような説明が添えられていた。

ナインチェという、うさぎを主人公とした
字のない絵本が刊行されたのは1955年。
当時の子供向けの本といえば、写実的な描写が主流。
ブルーナの絵本のキャラクターたちをみた大人は、
「子供には理解できない」と考えたのだが、
シンプルな線と明解な色彩は子供たちの支持を得た。

しかしブルーナいわく、
「特に子供向けに絵本を書いた事はない」という。
にもかかわらず、あれだけ子どもたちに受け入れられるのはなぜなのか。

私自身の記憶ということであまりにも不確かな話になってしまうが、
5歳前後の私が見たうさこちゃんは、ものすごく動的に感じられていた。

大人になった今は、平面的で、シンプルで、
動的どころかむしろ停止しているように感じられる絵なのだが、
あの頃の私には、絵本の中で
うさこちゃんはたえず動いているようにさえ感じられていたのだ。

他の人はどうなのだろう。
うさこちゃんの絵本は動的か、それとも停止して見えるか。
ブルーナ自身もどう感じて描いているのか、非常に気になる。

どちらにせよ、成長するにつれて私の目が変化してしまったことは確かなこと。
そして今、どうにかして子どもの頃のあの目を取り戻したいと思っている。
それができたら私の今の絵は、飛躍的によくなるのではないか。

ところで私の絵は、なぜか色だけはいいといわれる。
その色彩感覚を一番最初に育んでくれたのは、
ディック・ブルーナの絵本だったかもしれないと最近思うようになった。

なにはともあれ、ディック・ブルーナの作品の独特の色彩、構図、そしてあふれる愛情。
どれをとっても、これからも学んでいきたい作品である。


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